シャウプ使節団日本税制報告書 (シャウプ勧告)

 「シャウプ税制」、「シャウプ勧告」 といった言葉は、経済の教科書や歴史の本ではよく目にしますが、言葉自体は有名なのに、その具体的内容については、いわゆる専門家以外、あまりふれる機会がありません。今回、機会がありましたので、E-text (html) にしてみました。

■ E-text 版「シャウプ勧告」について

この E-text版「シャウプ勧告」 には「資料的価値はありません」→利用上の注意・変更事項 参照。
参考程度にごらん下さい(ちょっと内容をのぞいて見たいというときの用途として利用して下さい)。

[ ガイド ]
▼ A.「第一次報告書」(1949年)、E-TEXT、底本 について
▼ B.「第二次報告書」(1950年)について
▼ C.同種図書および関連図書(刊行年順)
▼ D.ファイル構成 & オフラインでのご利用について
▼ E.おまけ
▼ F.お願いとおことわり


■ A.「第一次報告書」(1949年)

● テキスト(E-text)
和文:シャウプ使節団日本税制報告書 (本文/付録)
英文:REPORT ON JAPANESE TAXATION BY THE SHOUP MISSION (本文/付録)

● E-text 公開及び更新記録:
更新:2016年02月20日 html5 ベース、文字コードUTF-8に変更、内容に変更なし(2004年10月01日に同じ)。
更新:2004年10月01日 1章1ファイル形式に変更(内容の変更なし)、
   ファイルをHTML4.01からXHTML 1.0 ベースに変更(ファイル拡張子も .htm --> .html に変更 )
更新:2002年02月15日  第4章C節で省略していたグラフをイメージファイル化して追加
公開:2001年04月20日 (うち本文のみ 2000年10月28日 暫定公開)

● 利用についてのご案内
 英文と和文では、英文がオリジナル(「報告書」序文 参照)となりますが、このウェッブ上では章節ごとに和文から英文の同一章節へのリンクをはってありますので、比較対照するときは、和文からの方が利用しやすいかもしれません。
 利用の仕方としては、目次を基準にしてそこから各章へとび、また目次にもどるといった方法がよいのではないかと思います(あまり複雑なリンクは設定しておりませんので)。

● 使用した底本は
[1]
英文タイトル:"REPORT ON JAPANESE TAXATION BY THE SHOUP MISSION"
GENERAL HEADQUARTERS, SUPREME COMMANDER FOR THA ALLIED POWERS, TOKYO JAPAN, SEPTEMBER 1949.
和文タイトル:「シャウプ使節団日本税制報告書」
連合国最高司令官総司令部 1949年 刊、(同民間情報教育局 訳)
全4冊(巻1:23cm, 122p、巻2:23cm, 104p(pp123-226)、巻3:23cm、巻4:23cm)
巻1、巻2が本文で 巻3、巻4が付録(Appendices)です。

英和対訳となっており、見開きページの左側に英文、右側に和文が配置されています(英文は横書き、和文は縦書き)。ページは英文、和文同一番号が付されており、巻1、巻2は通し番号となっています。
英文と和文では、英文がオリジナルとなります。
--------------

今回は上記原本を使用しましたが、下記"同種図書"のように、和文はいろいろな訳のものがあるようです。あわせて、ご参照ください。

ご参考:国税庁 > 税務大学校 のサイトで、租税資料ライブラリー > シャウプ勧告と税制改正 として、シャウプ勧告書の画像が公開されています。

■ B.「第二次報告書」(1950年)

原本は下記同種図書の[4]です。参考として目次のみかかげます。
和文:シヤウプ使節団第二次日本税制報告書 (目次のみ)
英文:SECOND REPORT ON JAPANESE TAXATION BY THE SHOUP MISSION (目次のみ)
   ※ 当サイトでは、当面「第二次報告書」を E-text (html) 化する予定はありません。

■ C. 同種図書および関連図書(刊行年順)

[2] シャウプミッション編「税制の改革シャウプ勧告全文」、日本経済新聞社、1949年刊、日本経済新聞社 訳
[3] 時事通信社 [訳] 編「シャウプ使節団日本税制報告書 」、時事通信社、1949年刊
[4] 大蔵省主税局編「シヤウプ使節団第二次日本税制報告書」、日本租税研究協会、1950年11月刊、英文併記、発売(有斐閣)22cm
[5] 「シャウプ使節団日本税制報告書」、日本税理士会連合会出版局、1979年刊、英文併記、復刻版
[6] 神戸都市問題研究所地方行財政制度資料刊行会編「シャウプ使節団日本税制報告書」、勁草書房、1983年12月刊、「第一次報告書」 「第二次報告書」を含む、英文併記、戦後地方行財政資料シリーズ別巻
[7] シャウプ税制研究会編、福田幸弘監修「シャウプの税制勧告」、霞出版社、1985年9月刊、ISBN 978-4-87602-302-8、新たに訳したもの
[8] 井上一郎編、福田幸弘監修「シャウプの税制勧告」新聞資料編、霞出版社、1988年5月刊、ISBN 978-4-87602-305-9
[9] カ-ル・S・シャウプ「シャウプの証言 シャウプ税制使節団の教訓」柴田弘文・柴田愛子訳、税務経理協会、1988年12月刊、ISBN 978-4-419-01215-1、原題:"The Tax Mission to Japan,1949-1950."
[10] 井上一郎編「シャウプの第二次税制勧告」、霞出版社、2004年9月刊、ISBN ?

以上ほんの一部です(おもに「報告書」そのものをならべました)。
 現在一番手に取りやすいのは、おそらく[6]で、大きな図書館では備えているとおもわれます。
「シャウプ税制」に対する評価や研究に関する資料はここでは、リストアップしてありません。[9]にはそうした関連の資料がリストアップされています。
大学図書館を利用可能な方は、社会(経済)・人文系の大学では、上記の他たくさんの関連書籍が備えられています。確認してみてください。
外部リンク:Webcat Plus (http://webcatplus.nii.ac.jp/) ( NII:国立情報学研究所

■ D. ファイル構成

● URI、ファイル構成
URI: http://www.rsl.waikei.jp/shoup/ファイル名
原則として、1章1ファイルという構成にしました。

表1:ファイル構成
本文内容和文英文
序文、目次shoupj00.htmlshoup00.html
第 1章shoupj01.htmlshoup01.html
第 2章shoupj02.htmlshoup02.html
…(略)
第13章shoupj13.htmlshoup13.html
第14章shoupj14.htmlshoup14.html
(スタイルシート)(rslib01.css)(rslib01e.css)
このファイル
その他
shoupr01.html
etc.
.
付録内容和文英文
付録AshoupjA.htmlshoupA.html
付録BshoupjB.htmlshoupB.html
付録CshoupjC.htmlshoupC.html
付録DshoupjD1.html
shoupjD2.html
shoupD1.html
shoupD2.html
(スタイルシート)(rslib01.css)(rslib01e.css)


● オフラインでご利用の方は、表1のファイルをアーカイブした以下のファイルをダウンロードして適宜のディレクトリ(フォルダ)に展開のうえ、ブラウザで閲覧してください。

・ダウンロード(ZIP用)→shoup.zip (圧縮時:約800KB、展開時:2.0MB)
アーカイブ展開用ソフトは各自ご用意ください。
なお、このアーカイブは(2016年03月31日更新のものを)まとめたものです(内容自体は2004年10月01日ベースのもので、修正変更等はおこなっていません)。
ファイルは、html5ベースで utf-8 改行コード:LF で作成しています。

■ E. おまけ[A,B]

[A]、シャウプ勧告に関する、マッカーサー元帥から吉田首相に対する書簡
[B]、[A]に対する吉田首相の返書
    [A][B]とも 毎日新聞 1949年9月18日(日) 記事より

■ F. お願いとおことわり

お願い:ここに掲載した「税制報告書」のテキスト、データ等を利用される場合は、利用上の注意・変更事項 をひととおり、お読みのうえご利用ください。また、個人的な利用にとどめ、自己の責任において、ご利用くださいますようお願いします。制作者は利用にともなういかなる責任も負いません。

 テキストの入力者は、財政や税務の専門家でも研究者でもなく、この分野はまったくのしろうとです。したがいまして、内容についてのご質問にはお答えできかねますのでご了承下さい。
ただし、内容から見て、文章が抜けているのではないかとか、入力が間違っているのじゃないかというようなご指摘やご質問はお待ちしております。

また、英文についも、テキスト入力者の英語力が初級レベルですし、原文の活字が小さいうえ、印刷状態があまりよくないこともあり、綴り等いろいろまちがっているかもしれません。おかしな点がありましたら、どうぞお知らせ下さい。
本来は、底本と上記「同種図書」記載の同一文書を照合して、正確性を期せばよいのでしょうが、単純に底本を E-text にしたものです。

 できるだけ正確は期したつもりですが、脱落、誤入力等が含まれている可能性を否定できるものではありません。今後も随時、見直しをおこなっていく予定です。